Once upon a time

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宝物

とんでもない悪さをすると、よく父親に叩かれて客間にしてある小さな洋室に閉じ込められました。 
相当悪いことを言ったかしたからなんでしょうが、自分よりも強い力で押さえつけられると怒りで何がなんだかわからなくなるような子供でした。
あんまり暴れて手がつけられないので、ちゃんと落ち着くまで反省してろ!とその部屋に連れて行かれても、懲りずに床に転がって叫びながら足でドンドン壁を蹴ったりしていたのは多分幼稚園~小学校2年生の頃だったと思います。

私の曾祖母の部屋はそのすぐ隣の部屋でした。
私が物心ついた時はすでに慢性の気管支炎を患っていてあまり出歩くことのなかったヒトでしたが、大きな窓があってすぐ外の庭が見えるその部屋には本や趣味のものが所狭しと置かれていて、曾祖母なりの小さな世界がそこにはありました。
静かに自分のことをするのが好きな曾祖母だったので、ひ孫の私や弟達がその部屋に頻繁に出入りをするようなことはありませんでしたが、夕飯の用意ができるとその部屋に行ってベッドから起き上がるのを手伝って、ゆっくりの歩調に合わせて手を引いて曾祖母を居間まで連れてくるのは私や弟の役目でした。

壁を蹴るのに疲れて私が静かになると、たいてい咳き込みながら私を呼ぶ曾祖母の小さな声が隣の部屋から聞こえました。 父に叱られて大暴れをした私が反省をして部屋を出てくるにはまだまだ早い時間でも、曾祖母に文句をいう人はいません。 
私も泣くのをやめて静かに部屋に入ると、ベッドの上に起き上がって刺繍や編み物をしている曾祖母に言われるままにタンスの一番下のいつもの引き出しを開けました。

その中にあるのはたくさんの小さな小箱です。 
悪さをして父から大目玉をもらう時はほとんどいつもこのパターンで、私がその引き出しの中を見るのも1度や2度ではないのですが、それでもスーっと引き出しを開けていくつもの箱が見えるとなぜか興奮してドキドキしたものでした。 
姿かたちも様々なその箱のどれでも、私が気になるものを手にとって曾祖母に運ぶと、曾祖母はその蓋を開けて中をみせてくれるのです。
赤い布の貼られた箱に入った大きな桜貝はその中でも私の一番のお気に入りでした。

結婚相手を探していた男性の方に私の知っているステキな女性を紹介してあげたのよ。 ふたりは結婚してとても幸せになって、ふたりで旅行をした海からこの桜貝を私に持ってきてくださったの。 

確かこんな話だったと思うのですが、つるんとピンクに光る桜貝を手で触った感触はいつも想像しましたが、その貝殻は私の前で箱から出されたことは一度もなく、大事そうに箱を開ける曾祖母の様子から、私が触ってもいいかと聞くこともありませんでした。 

その他にも、亀の甲羅でできているという櫛(鼈甲ですね)、いい香りの匂い袋、ずっと昔、私は会ったことのない曾祖父が山で見つけたという魚と葉っぱの化石、曾祖母が結婚したときに母親からもらったかんざし、昔四国で一番高い山に登ったときに採ってきた植物で作った押し花、ドミニカの親戚の手紙に貼ってあった外国の切手、曾祖母の祖母(?)の形見の銀細工がされた手鏡、、、(←その頃の私のお気に入り順)  

昔は海の底だったという山の話、私のいない時代の、今はほぼ寝たきりの曾祖母の登山の話、、、「宝物」は実際にはそれほど高価なものではないかもしれませんが、私のうろ覚えな記憶にある以外にもたくさんの「宝物」と、その宝物にまつわる曾祖母の話がありました。 

しばらくすると私が長居をして曾祖母が疲れるのを心配する母か祖母がやってきて、私と曾祖母の小さな「宝物鑑賞会」は終わるのですが、その頃には私は何にそんなに腹を立てていたのかも思い出せないくらいに落ち着いていました。


幼い頃の私と違って扱いやすくて親孝行(?)だった娘と、最近衝突することが多くなりつつあります。 
私が娘を無理やり部屋に閉じ込めるようなことはないですが、口論の最中にクルッと私に背を向けて、階段を派手に踏みつけながら2階に上がってバンッと荒々しく自室のドアを閉める、、、なんていうのは日常茶飯事になりました。 
追いかけていって怒鳴ってやろうかとこちらもイライラしていた時、ずっと思い出したことのなかった曾祖母の宝物と、静かで消え入りそうだった小さな声が頭に蘇りました。


曾祖母が亡くなってから、もう20年以上が経ちます。  
あの宝物はまだ残っているのかな?
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by 4x4T | 2006-05-29 04:29 | 独り言

スポーツジム開校…?

今日は、とうとうかねてからそのチャンスをうかがっていたスポーツジム開幕を果たしました!
経営者は私です!^▽^

早朝7時、自宅で開校となった私のスポーツジムに、昨晩その情報をお伝えしておいた健康を第一に考える人々が続々と集合しました!

初日は満員御礼♪
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by 4x4T | 2006-05-27 23:29 | 今日の出来事

Summer Memory

日曜日の朝、久しぶりに遊びに来ていた昔からの友達が帰って行きました。

夫が留守中だということで、(お隣の男の子に頼んであるんだけどね)ちょっと伸びすぎになっていた庭の芝生の芝刈りをやってもらったりしてこき使っていたからか、いつもはもっと長居をするのに今回はあっさり帰っていきました(笑)

高校時代から家族ぐるみ(彼の両親ですが)の付き合いをしていた友達で、夫とも知り合いなんでなんてことはないんですが、やっぱり夫不在の我が家ですからね。 
これくらいの滞在期間がちょうどいい感じではないかしら?笑

晩ご飯は子供達のだけを作って食べさせて、最後の夜はその友達と2人でちょこっと近所のお店に行きました。 私は最近あんまり食欲がないのですが(早くも夏バテ?w)、大食漢の彼はお腹が空いていたのでしょう。 

ちょっと遅めに入ったレストランでメニューを見ていると、キラキラミントグリーンのマーメイドのイブニングドレスを着た女の子とビシッと黒いタキシードでキメた男の子が入って来ました。 

わー プロムだよ~♪

グダグダ続くハイスクールの思い出話w
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by 4x4T | 2006-05-25 23:08 | お国事情

忘れない

残念ならがクラスでひとり、明日みんなと卒業できない生徒がいる。
卒業式は明日なので、彼の学校生活は今日で終わりだ。
来年もまた5年生なのだが、1年ごとに弟と一緒に親戚の家を点々と廻る生活をしている彼が来年この学校に戻って来ることはない。

気性も激しくなかなかの乱暴者の彼に、私は忍耐力を試されながら自分が目指している職業の意味を改めて考えることが幾度もあった。

目をしっかり見て話すこと、肩に手をかけるタイミング、声のトーン、、、 ベテランの先生方から学んだことはそれ以外にもまだまだたくさんあるが、それは相手のご機嫌伺いをするということではなく、普段の生活の中でもとても大切な人とのコミュニケーションの取り方のひとつひとつだと思っている。  

引越し先に持っていく荷物も一緒に登校してきた彼と彼の弟と、その衣類の入った大きな袋をひとつ抱えて、放課後来ることになっていた引越し先の人の車を一緒に待っていた。
例年より少し早い強い真夏の日差しの下で、彼と、彼によく似た弟の顔はやっぱりいつもの無表情で、心の底でグルグルと渦巻いているはずの不安や葛藤は私にはまるで読み取ることはできなかった。  
予定よりずい分遅れて黒い車が入ってきた時、お別れを言おうと、また邪険に振り払われるのを覚悟で私より頭ひとつぶん背の高い彼の肩に手をかけてみた。  
すると意外にも彼は背をかがめてきて、控えめだけど軽いハグをすることができた。
彼との毎日の中で、彼が私の予想外の態度で少し心を開いたように感じたことがいままでにも何度かあったが、どうしても構えた態度が抜けきれずその度その小さなキッカケになるかもしれない可能性を逃していたのはいつも私の方だった。
最後の最後までぎこちない自分に苛立ち、心の中で舌打ちしながらなんとか微笑んでみた。


今度の居候先の人らしいその親戚の方は運転席でずっと携帯で話し続けてこちらに注意を払うことはなかったが、

"It was nice to see you. Be true to yourself. Gonna miss you next year."
(会えてよかったよ。 これからも自分らしさを忘れずにがんばってね。 来年会えなくなると思うとさびしくなるわ。)

どこまでが本当でどこまでがタテマエなのか分からないような言葉を投げかけた私に彼は振り返えり、目は逸らしたまま一度アゴを上げてからだまって車に乗り込んだ。 

(ごめん。 キミのことがちょっと怖くて、私にはよくわからなかった)

続いてTシャツの襟ぐりを噛みながら弟が乗り込んだら、ドアは私の手で呆気なく閉まり、ズンズンとお腹に響くベースの音をさせながら彼は行ってしまった。 


いつまでも忘れないでおこうと思っていても忘れてしまうことはたくさんある。

いつか私が正規の教師として教壇に立つ日が来ても来なくても、この5ヶ月間にあったこと、たった5ヶ月間だけどその間私が学べたことを、


それだけは忘れまい。


そんな思いで乾いた砂埃の中に小さくなる車を見送った。
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by 4x4T | 2006-05-24 05:10 | 独り言

愛情のサイズ


突然ですが、「私のこと、どれくらい愛してる?」な~んて、30年前の純愛映画に出てくるような質問をしたことがありますか?


私はあります!

子供に、ですが。笑



ママのことどのくらい好き?



やったことない人は、是非一度聞いてみてください。 
小学生くらいだと「な、なんだよいきなり」って逃げられる可能性大ですが(確認済みw)、まだ幼いけれどいろんなことがよくわかるようになってきた幼稚園児くらいだとなかなかおもしろいです。 

またまーくんの話なんですが、別にまーくんだけが特別かわいいわけではないんですよー
ただ、彼はいつもとんでもなく予想外の行動をしてくれるんで、ついついその報告をしてると彼のことばっかりみたいに聞こえてしまいますが。 
なんでしょうね、本人はまるでおもしろいことをやってやろうという気はないらしくて、、、いや、「ここらで一丁笑わせてやるか!」ってがんばる時に限って大しておもしろくなかったりするくらいなんですが(^^;、本人が大真面目で話している時はいつも私を笑わせてくれます。



ママのこと、どのくらい好き?


そう私が聞くと、もっと小さい頃のまーくんは、親指と人差し指で丸を作って「このくらい」って答えて、私は寂しい思いをしました(笑)

少し大きくなると、「こぉ~~~~っれっくらい!」と両手を精一杯広げて彼なりのでっかい愛情表現してくれてました。 
時に走り回ったりも!   う~ん、母、満足v 笑

最近得意なのは、自分の身近で現実的に「好きなもの」とのコラボレーションです。 
彼も賢くなってきたんです。 


ねね、ママのことどんくらい好きなのよ!? 


この頃毎朝学校の、まだ生徒達のいない寂しい廊下で5年生クラスの廊下とキンダークラスの廊下の別れ道まで来た時に必ず聞くようになってます。 ←かなりウザい母親w


「う~んとね、世界で一番大きい…」  目玉をグルッとさせてちょっと考えてから…


「ピザくらい!」


ピザかぁ~。。。 大好きだもんねぇ、よぉーっし、よしとしよう!


のんくんはー? のんくんはマミーのことどれくらい好き?


そばで無表情でボーッと立ってるまだ目が覚めていないようなのんくんに聞くと、


「ふつう」って真顔できっぱり言われました。 
そだよねー 朝からママもまーくんもテンション高すぎだよね。



今朝はたまたま朝ごはんがちょっと遅くなっちゃって、みんなで慌てて食べた朝ごはんだったのですが、いつものマイペースを崩さずいつまでもおしゃべりしていたまーくんは全部食べる前にタイムリミットが来てしまいました。  
べーグルあと3口くらいだったんだけどねぇ。。。それを口に突っ込んで走るという荒業ができないようなヤワな男なのか、きみは…。 ママはいつもやってるでしょ?

車の中でも「怒ってるんだぞポーズ」の腕組みをしたまま無口なまーくん。 
学校に着いて車のドアを開けてもなかなか出てきません。 

学校にはまだまだ早い時間なのに、ママの仕事があるから朝ごはん食べ終われなかったんだから怒ってるんだね。 
でも、他の皆はちゃんと食べたんだよ。 おしゃべりしてたから遅くなっちゃったんでしょ?

のんくんに腕をひっぱられてもガンとして出てきません。


じゃ、もう行っちゃうからね。 ママ遅れちゃうし。 
あ、そうだ、校長先生に来てもらおうか? まーくんが車から出てきませんって言っちゃうよ~


そう言いながらまーくんに背を向けて歩き出してみると、後ろから声が聞こえました。

「マミー…」


行くよ~ 行っちゃうよ~


「マミーはもう教会のドーナツくらいしか好きじゃないからね!」


…。 はて? 教会のドーナツ?? と、一瞬考えて思いつきました。 
日曜日に通う教会の礼拝の後、親睦会のような時間があって談話室にドーナツが並ぶのです。お年寄りから子供まで、このでっかいドーナツを丸々一個頬張るのですが、私にはそれはちょっと… 

だって、毎週毎週お昼ごはんの直前にこのドでかいドーナツですよ?  

それでも子供達はドーナツがどうしても食べたいので、でっかいリングドーナツの横に置いてあるドーナツホール(ドーナツの穴の部分)をひとり一個だけ取って食べるんです。 
「ええ~小さいのじゃ嫌だ~w」とか文句言いながらも、リングドーナツは食べられないので仕方なくそれを食べています。

そう! 今朝のまーくんの私に対する愛の大きさはドーナツホール(笑)

おもしろくなって笑って振り返ると、まだまだふくれっつらのまーくんが立っていました。
普段無口なのんくんが、

「どのドーナツホール? ボクは昨日はプルーベリーのを食べたんだ」

と語り始めると(のんくんもドーナツの話は好きらしいw)、チョコかな? ピンクのもあったよね?と、話題はどんどん逸れていき、まーくんも無事に歩き始めて、3人揃って朝露に濡れた黒いアスファルトの駐車場を後にしました。

そんな風に、あま~いドーナツホールの味の余韻の中始まった、キンダー最後の月曜日も終わりました。


これで双子のキンダー生活もお終い!^▽^

私のキンダーママ生活も、お終い…。^^
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by 4x4T | 2006-05-23 05:33 | 今日の出来事

平気の平左衛門

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「ななはほんとに平気の平左衛門やねぇ」

子供の頃同居だった祖母によく言われていました。 
母は中学生の時に来た養女だったので、同居だった母方の祖父母にとっても私は初めての子供でした。 
人一倍体が小さかった私が、連れて行った公園などで「あそぼ」と話しかけた時に突き飛ばされたり一瞬でもいじめられるといつもハラハラさせられたそうですが気が強かったからかただ鈍感だったからなのか、当の私はまるで平気で1人でムクっと起き上がって洋服についた砂を払ってまた別の子供に話しかけたり…。  
どうしようかと心配してたんだけど、この子は平気みたいなのよと、帰宅後に母たちとよく笑って話してたそうです。 

ななちゃんは、いじわるされても平気の平左衛門なのよねぇ

そう言って私の頭を撫ぜた祖母は、少し大きくなっていろんなことがもっと分かり始めた頃の私が本当は全然傷つかないほどタフでもないことまで、実はちゃんと知っていたのだと思います。 
プライドが高くて、内心ドキドキしたり泣きそうになったりしていても表向きは平気な顔をしている私の気持ちをちゃんとわかって、でも知らないフリをしてさり気なく見守ってくれていた祖母の気遣いが、小学校高学年から中学生になった頃くらいの思い出の中にたくさん散らばっています。

平左衛門だって、へんなの~

なんて思いながら私がその言葉を口にすることはなかったのですが、最近になって祖母がよく口にしたこの言葉と一緒に時々当時の自分が蘇ります。


そして、我が家の2代目平左衛門は冒頭の画像のこの男(左)です。
彼は4人の子供の中で一番私の性格を受け継いでいるのではないかと思われます。 



まーくん、またいじめられてるのよ~。 アレは止めさせた方がいいんじゃないかしら…

先日廊下ですれ違った彼の担任の先生が心配顔で私にそう忠告してくれました。e0014445_952518.jpg
先生の言う「アレ」とは、コレのことです。→

近所のショッピングセンターの安売りで買ったスクールバッグは、同じようなのを持っている子供達が多くて紛らわしいので、学期始まりの頃からいろんなキーホルダーをつけています。 
すでにお気づきの方もいるだろうと思いますが、彼の選んだキーホルダーは世間一般では女の子色とされているらしいピンクでした。 
ひとつはお姉ちゃんとゲームでがんばって取ったクマ。 
あのロボットの手が下りてきておもちゃを掴んで持ってくるゲームです。 
本当は別なのがよかったのかも知れませんが選り好みをしている余裕はなくて、このクマのバレリーナが戦利品となりました。 
もうひとつは仲良しのクラスの女の子にもらったもの。 
何かのオマケについていた物らしいけど、プレゼントをもらったことがとってもうれしかったみたいです。 その場でつけて、カバンからブラブラさせながら帰ってきました。
実はのんくんも同じものをその子からもらったのですが、「オレは女のおもちゃなんかいらねー!」と思ったのかどうだったのか、彼のはまだ部屋に手付かずのまま置いてあります。(^^; 

で、それ以降、そのキーホルダーが気になるクラスメイトから「まーくんはゲイ」と言われていることがあると、先生から報告を受けたのはもう去年のことでした。 
なるほど、ピンクが女色だという認識なら、それをつけている男の子は…ゲイ?なのか??(笑) そう言えばむかし、お姉ちゃんのお古のピンクの自転車に乗っていた同級生が周りから「おかま~!」って呼ばれて学級会が開かれたことがあったな~なんて、その時私はその言葉の繋がりにあっさり納得したものでした。 
それから注意してみていると、確かに帰り際に「まーくんは女になるの~?笑」なんて言葉を後ろから浴びせかける女の子がいたりするのですが、まーくんはそれにもニコニコしながら「違うよ~ ずーっと男だよー」と言い返しています。 
その答えに「じゃ、ゲイになるんだ~」と返した女の子のセリフに一番驚いたのはその子のママで、「静かにしなさい!」とすごい剣幕で怒り、その子はバイバーイとまーくんに手を振りながらママに手を引かれて行ってしまいました。 

「ゲイ」という言葉を差別用語と認識するのは一部の大人だけなのかもしれません。 
その大人が不用意に発するこの言葉を聞いた子供が、見よう見まねでまたその言葉を口にする。 困った社会現象であることに違いはないですが、少なくとも私が聞いたその女の子の言葉にはそれほど毒々しいものは感じられませんでした。 
そして、まーくんにもそれがよくわかっているようでした。
それ以前に、ピンクが好きかとか、ゲイだかどうかということは、我が家の平左衛門にはあんまり深刻な問題ではないようです。 
「女になるの?」「女なの?」という素朴な質問(w)には「違うよ」と答える事に不便も感じていないようです。

夫に話すとちょっとひるんでいましたが(笑)、子供が子供ならその母親である私も私なのか…(^^; 
担任の先生にはご心配をかけているようですが、まーくんがゲイでもそうじゃなくっても、ピンク好きでも青色好きでも、私は一向に気になりません。 
まーくんが楽しければ、幸せなら、私もそれでいいのです。 

今、幸せなのか。 
毎日を楽しんでいるのか。

私が動くのは、まーくんの涙の最初の一滴が流れるような時まで取っておきます。
だからピンクのクマも女の子の人形も、今はそのままに。

毎日楽しかったのが楽しくなくなった時。  
平気なつもりだったのが、そうでもなかったのに気づいた時。
いつも彼の気持ちにちゃんと気づけるように、子供達と向き合って生きていく子育てをしたいなと思っています。



「Huh? ヘイジャイモン?(・・)」

と、ヒザの上で???顔のまーくんの頭を撫ぜながら。 
私もそんなまーくんを毎日見守るのが楽しいし、幸せだから。

一代目平左衛門も、まだまだ健在です。(^^)v
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by 4x4T | 2006-05-18 10:09 | 今日の出来事

母の日

何を隠そう、一家で一番の早起きはなんとこのワタクシです♪
いや、目が覚めたらじっとしていられないだけなんで、別に大して役に立つようなことをしているワケではないんですが。。。 ただ落ち着きがないだけともいう

で、母の日の日曜日の朝もいつものように、意味もなく早起きをして、まぁ洗濯機くらいは回しながらネットしたりしていたら、どこからかクスクス笑い声が聞こえてきました。 え~と、多分朝6時くらいかな。  

「母の日おめでとう! 秘密の朝ごはん作るから、2階に上がって絶対下りてこないでね」

そう娘が言った直後にまーくんが、「いちごとクリームのクレープだよ~!! あっ…」 とうっかり秘密をばらした自分にビックリして口を押さえました。 
押さえたその手の上にもお姉ちゃんの手が。。。(^^;  

大丈夫だよ、どんなのか見たことないから。 見たらママ絶対ビックリするし。(^^;

まーくんは何とか泣き出すこともなく、4人はパパの待つキッチンへ。
息子達にもせかされて二階に上がった私は、朝からゆっくりお風呂に入ることにしました。

ゆっくり浸かっていると、コンコンとノックがします。 外で私を呼ぶのはまーくんです。

「マミー、、、あのね、パパがね、いちごとクリームないんだって。 だからいちごとクリームなくてもいーい?」

あー そうだった? いちごもクリームもなかったよね 
マミーもどこから買ってくるんだろうと思ってたのよ~(^^;  
はーい、大丈夫で~す。 ケンカしないでがんばってね。


うちの家族は、都合の悪いニュースがあるときはいつもまーくんをメッセンジャーにするのです。まーくんは仕事をもらって喜んでやってるんですけどね。 

お風呂から上がって、髪の毛乾かして、お化粧して、、、 教会用の洋服に着替えて、TVつけたり消したりしてみて、、、ベッドにゴロゴロ転がってみたり、アイロンがけしてみたり、本のページをペラペラしたり、、、ペディキュアしようとしたところで、ドアの外からまたクスクス笑う声が聞こえました。 


ドアが開いて、何か可笑しくてたまらないという表情の4人の顔が覗きました。
親バカでもなんでもいいんですが、私がついつい見惚れてしまう4つの顔。

母の日のプレゼントはこれで十分だよな~。。。 なーんてね^^ 

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by 4x4T | 2006-05-16 09:27 | 今日の出来事

名無しバトン

名前はないんだって…。 ネットのお仲間であるなるちんから廻ってきましたよ。

バトンって、苦手なヒトもいるみたいですが、今のところは結構楽しい私です♪
自分が今まで考えもしなかったことをバトンで質問されたお陰で考える機会ができたりね。
苦手なのは、そのバトンを誰に渡そうかって考えるとき。 ネットで仲良くしてもらってる私のネトもだち(?)って、結構多忙な方々が多いんですヨ~(^^;

そいでは、今回のバトンの質問内容はこの様になっております。

①〜⑨ 回してくれた人の質問に答える。
⑩〜⑫ 次の人への質問を3問。
⑬ バトンを渡してくれた人にメッセージ。
⑭ バトンを回す人を3人紹介。

お暇な方はコチラ~ るるるるるぅ♪
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by 4x4T | 2006-05-14 08:59 | バトン

緑のヘビ

少し前になりますが、裏庭で草取りをしているとしゃがんでいた私のすぐ横に細長いものがにょろっと出ていました。 
目で辿っていった先には小さな頭がありました。 細長いそのヘビは芝生の色と同じくらいの緑色で、捕まえて子供達に見せようか、捕まるかな?と一瞬躊躇していたら、あっという間に茂ったアジサイの葉っぱの奥へと消えていきました。
なーんだ、行っちゃったかとそのまま草取りを続けているうちに、昔同じような緑色のヘビを見たときのことを思い出しました。

まだ小さかった弟と手を繋いで石ころでいっぱいのあぜ道を歩いていたとき、すぐ脇を流れていた用水路の中を泳いでいるヘビを見つけたのです。
蛍光色に見えるような鮮やかな緑色をしたそのヘビはうねうねと左右にカラダをうねらせながら透き通った水の上をすべるようにどんどん先に進んで、私と弟は追いつこうと歓声をあげながら走りました。  
途中にあったトンネルの中にヘビが入ってしまったので弟としゃがみ込んで覗いていると、後からついて歩いてきた母も私のすぐ横にしゃがみました。  

「ヘビ、出てくるかな?」

と、振り返った私が見たのは、思いがけず泣いている母の顔でした。 
びっくりして立ち上がった私を母は抱きしめて、母の肩越しに見たキラキラ日の光に反射する用水路の水と、母の鼻をすする音、そして抱きしめられた息苦しさを今も覚えています。 
母の肩から顔を離して「どうしたの? なんで泣いてるの?」と聞いた私に母は笑って泣いてないよと答えました。 なかなか離してもらえないその腕をすりぬけて、私はトンネルの反対側にヘビを追って行ってしまった弟の後を追いかけました。

あのあぜ道はどこだったっけ? 父や祖父母は一緒にいたっけ? 

その記憶には始まりも終わりもなく水の上を泳ぐヘビのその緑色だけが鮮明で、ずいぶん長い間私の脳裏に焼きついていました。




母から電話があった時ふと思い出して、その話をしてみました。 
泣いていたことじゃなくって、あの時見たヘビのことを。
ヘビに遭遇したことなどそう何度もなかったので、母もその日のことを私よりもよく覚えていました。

ああ、そうだったわね。 よくそんな小さなときのことを覚えてるわねぇ…
あれは耳鼻科に行った日の帰り道よ。 

そして、母の話は続きます。

診察で○久(←弟)がまた泣いちゃってねぇ。。。 そしたらお母さんとあんなに約束してたのに、アナタがまた怒り出したの。 怖い受付の事務員さんに抱えられて連れて行かれたと思ったら、腕に噛み付いてまた診察室に飛び込んできたのよ。 私が必死で力ずくで押さえ込んでやっと治療が終わったんだけど、その事務員さんにこんなしつけのなってない子は初めて見たって言われてねぇ。 次の予約をしようと思ったら、今度はこの子を連れて来ないで下さいねって、アナタの目の前で言ったのよ、そのヒト。 
帰り道で涙が出てきちゃったのよねぇ。。。 アナタはそんな人の気も知らずにヘビヘビって、○久とヘビを追いかけてたわ。
母の中には私に泣き顔を見られた記憶は存在しないようでした。 
 
 

幼い頃の私はとても気性が激しくて難しい子供でした。 
弟二人合わせてもまだ足りないくらい苦労したとよく言われました(^^;
耳鼻科で起こしたような騒動も1度や2度ではありません。  
幼稚園で友達を泣かしたり怪我をさせてしまったりすることも多かったので、 祖父の日課だった降園時のお迎えにたまに母が来ると「ななちゃんにこんなことされた。」と言いあげる子供の列ができたりしたことは私も覚えています。
園庭で「あなたの子供を退園させないのならうちの子を辞めさせます!」と言われたことまであったそうですが、私にはそのことで母に怒られた記憶があまりありません。 
半分笑い話のように聞かされていた遠い昔の話でしたが、特に自分に子供ができてからの私はそっちの方が気になりました。 
どうして暴力はいけないと思い切り叱り飛ばさなかったのか、そんな乱暴な私の行く末は心配じゃなかったのかやんわり訊いたことが何度かあります。 

「だってあなたはいい子だったから。 本当は優しい子だって私はちゃんと知ってたからね。」

いつまでたっても、何度訊いても、母がすかさず返す言葉はいつもあまり変わりありませんでした。 

どんな場合でも暴力をふるうことは悪いことなのに…。 私が母だったら、当時の私が自分の子供達だったら、きっとどんな理由があったってきつく叱って暴力はいけないことだと言い続けるだろうし、今までだってそうしてきました。 母が言っていることはただ無責任に子供を溺愛する無責任な親の戯言ではないのかと、私の信念とは正反対とも取れる当時の母の心境は私にとっては想像しきれるものではなくて、戸惑いを感じたものでした。 




偶然出会った、裏庭に住むヘビが持ってきた幼い頃の思い出の中に、ちょっとだけ、初めて当時の母を心で感じることができた気がしました。 
初めて意味を成した、あの涙と幼い私を抱きしめた腕の力。



幼稚園では手がつけられないほどの暴れ者で、小学校でちょっと大人しくなっていたかと思ったら、今度は中学で反抗期。 成績が悪かったり校則違反ばっかりしていたわけではありませんでしたが、いろいろと難しい子供でした。 
そして、やっと母娘で分かり合える年齢にさしかかろうとした時には私は海の向こうにいたのです。


たくさん迷惑をかけました。 大変お世話になりました。 ありがとう。
言葉で言うのは簡単ですが。

あのヒトに私ができる親孝行ってなんだろう…
毎年そんなことを思っているうちに過ぎてしまう母の日が、また今年ももうすぐです。
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by 4x4T | 2006-05-11 08:21 | 独り言

小さな命

日本では連休も後半に入った今週末でしたが、こちらでは普段と変わりない週末が過ぎようとしていました。 
午後になってちょっと早めに晩ご飯の下ごしらえをしていると、バン!と乱暴にドアが開いて、いつも注意しているのにまた~wと思いながら振り返った私には目もくれず、双子が2階に逃げていきました。 
構わず晩ご飯の支度を続けていると、今度は長女が入ってきました。 何かあった時、長女はすぐに顔色に出ます。 その時も顔面蒼白とまではいわなくても明らかに何かあった様子。。。

手に何か持っているようなので恐る恐る覗きに行くと、それは小鳥のヒナが顔を出している割れた卵でした。

先月軒下に吊るしてある玉シダの中に巣を作った小鳥(多分黄色いWren)がいて、それを見つけた子供達は大興奮だったのですが、巣立つまで延ばし延ばしににしていたけれど、とうとう出発が来週に決まった長期出張を控えた夫が仕方なく始めた手すり工事で大きな音をたてて、あっという間にいなくなってしまっていました。  
二日経っても親鳥は帰ってこず、残された巣の中には小さな小さな卵がひとつ。
イスに登っても巣の中まで覗けない弟たちに見せようと、あれだけダメだと言ってあったのに、長女は卵を手に取って、それをうっかり落として割ってしまったのでした。

「餌をあげたら元気になる?」

すがるようにそう言われても、羽化にはまだまだ早い長女の親指の先ほどのヒナです。  
死んでいるのかとじーっと見ていると、かすかに口が開きました。 

「ムリだよ~ こんなに小さいし鳴いてもないし…」

そうは言ったものの、他にかける言葉が浮かびません。
もう孵ることはないとわかっていた卵でしたが、自分が割ってしまって、そして中にうごめくヒナの姿を見てしまって、娘はかなりショックなようです。
(双子は「卵の中に目があった! もう卵はみたくない!!」と寝室まで逃げてました)



ずーっと昔、小学生だった私と弟の通学路の空き地でチャボが飼われていました。
私は弟と一緒に登下校時には必ず寄り道をしてパンくずをあげたりしていたのですが、ある日そのチャボがたくさんのヒヨコを連れていたのです。 
「まだ小さいからね、さわっちゃダメよ」と母からは言われていたのですが、ふわふわのヒヨコが私の手の平から餌をつつくようになった時、ガマンできなくてその小さな黄色と茶色の塊を手の平にすくい上げてしまいました。 
思ったとおり、見かけどおりのふんわりな感触で鳥肌が立つくらいゾクゾクして嬉しかったのを覚えています。 思わずもう片方の手でふたをするように包み込んで、頬っぺたまで運んで頬ずりしたり、弟とクスクス笑いながら小さなくちばしにちゅーしたりしてました。 

そして、そろそろ親鳥のところに戻そうとゆっくり手を開けた時、ヒナは私の手の平の中でぐったりして口をパクパクさせていました。 
ハッとして弟の顔を見ると、弟も心配そうに私を見ていました。 
あんなに気をつけていたつもりだったのに、たぶん強く握りすぎて圧迫してしまったのだと思います。 
大丈夫大丈夫、疲れただけだよ、地面に置けば元気になる、と自分に言い聞かせながら植木鉢のすぐ横にそっと置いたのですが、その黄色いふわふわが再び動き出すことはありませんでした。 
急に怖くなって弟をひっぱってそばに駐車してあった車の陰にしゃがんで、植木のそばの黄色い点をみつめていました。 
息を殺して、お願い、動いて!と祈るような思いで、心配した母が探しに来るまでずっとその点を見つめていました。
翌朝、学校に行く途中で弟と一緒にまたその空き地の前を通ったのですが、ちらっとみた植木のそばにはもうヒヨコはいませんでした。
(倒れてたヒヨコがいないから)「やっぱり治ったんだね!」といつものようにチャボの家族に走り寄ろうとする弟に私は「ダメ!行くよ!!」と叫んで、え~ヒヨコ見たい~とゴネる弟の手をひっぱってドンドン歩いて通り過ぎました。 

ヒヨコは死んだ。 私のせいで、死んじゃった。

その事実が身震いするくらい怖くて、それ以来チャボの飼い主の近所のおばちゃんに会っても前のように話したりはできず、空き地の前は息を止めて走って通り過ぎるようになりました。


いつの間にかそんなことがあったのも遠い記憶になって、私が中学生になった頃にはそのおばちゃんは引っ越して行って、空き地にはビルが建ちました。 
すっかり忘れていた当時の心境を、この日の娘の顔を見て思い出しました。



すっかり暖かくなってきましたが、昨日はちょっと肌寒くて小雨がパラついたりする一日でした。 
最近は態度も背丈もずいぶん大きくなってきた娘ですが、この時ばかりは小さく頼りなく見えました。 こんなこと言っても仕方ないと思いながらも、「お母さん鳥が戻ってこないと卵が壊れなくてもきっと死んじゃった赤ちゃんだからね」なんて言ってみる気の利かない母親を残して娘はまた外に出ていきました。  しばらくして窓から覗いてみると、ただ庭にぽつんと立ったまま、じーっと手の中のヒナを見つめているらしい娘の丸まった背中が見えました。  

「濡れたら風邪引くよー」
「うん。。。でもまだ時々動いてるから。 温めてたらピーピー鳴き始めるかもしれないし」

ずいぶん経ってから戻ってきた娘に、ヒナはどうだった?と聞くと、動かなくなってから玉シダの中の巣を取り出して、それと一緒に埋めてお墓を作ったと答えました。 
植木鉢のそばにヒヨコを置き去りにした私よりもスジが通っている感じがするのは、娘が当時の私よりも大きいからか、もともと彼女の方が繊細にできてるからか…。

寝る時になっても「来年もお母さん鳥はもう帰ってこないだろうね…」と悲しそうな娘に、その晩私は久しぶりに思い出したヒヨコの話をしました。
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by 4x4T | 2006-05-09 07:10 | 今日の出来事



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